真宗大谷派高田教区ではテレホン法話を1ヶ月単位(講師により2席若しくは3席)で流しています。
7月は、小生が担当しています。その後半、第2話を公開します。
尚、電話番号は025−522−0234、時間は約3分間です。ダイヤルしてみてはいかがですか?
ある三河門徒とのお出遇い
安専寺は「安心の安」と「専門の専」の寺と書きます。インターネットの検索サイトで調べてみると同じ寺号・安専寺が何ヵ寺か見つかりました。今年の2月、法名・釈宝樹さんから1通のメールをいただきました。愛知県碧南市の安専寺さんのご門徒さんです。当安専寺のホームページをご覧になってメールされたとのこと。お返事を差し上げたところからメールでのお付き合いが始まりました。今年は御流罪800年の年、記念法要に参詣なさいませんか?とお誘いしたら、岡崎教区としてツアーを組み、安専寺の若院も同行するが、自分は仕事の都合で参加できないとのことでした。
4月のとある日、当安専寺の同朋会「歎異抄の会」の5月定例会にご家族で参加したいとのメールが来ました。安専寺では現教区会議長の藤戸秀庸さんをメイン講師に毎月第3金曜日夜ささやかながら開催し、25年ほど経ちます。「ぜひぜひお越しください」と歓迎の意をお伝えし、5月18日にはご夫妻と息子さん、お連れ合いのお母様との4人でお参りくださいました。
18日当日は参拝式を控えて居多が浜の清掃奉仕の日、お疲れの中講師の藤戸さんの法話は、御流罪法要のこと、師・法然上人の死の知らせを聞いてなぜすぐに師の許に赴かなかったのかを「 回心 」をキーワードに、また「往生とは自分で自分を決めないことです」という金子大栄先生のお言葉をご自身の体験に即して分かりやすく説き明かしてくださいました。ご一家も深く頷かれたご様子、共に法に触れることのできたひと時に仏縁を憶いました。
法話が終わって雑談の中、三河安専寺の若院さんは、大阪での役僧時代に坊主バーで坊守を勤める我が長女を、また夏の子ども奉仕団では補導同士として我が次女を見知っているとお聞きし、出会いの不思議、ご縁の深さを思わずにはいられませんでした。また、ご自身と他宗の家から嫁がれたお連れ合い、ご長男の3人は帰敬式を既に受けられ、今回同行された次男の方も6月には帰敬式を受けられた由、さらに今年4月長野の学校に入学された19歳のお嬢さんは寮の部屋で三つ折本尊に向かい、隣の部屋に聞こえないよう配慮しながら毎日お勤めしているそうですし、中学3年の下のお嬢さんは友人を誘って6年連続で本山の奉仕団に参加しているそうです。恐るべし、三河門徒。安専寺さんのご教化と釈宝樹さんのご両親を含む先達者のご信心を通して、法義相続が念仏道場たるお寺を中心に家庭でもきちっとなされているのですね。真宗門徒のよき伝統、高田教区でも火を消さないようにしたいものです。
たまたま1通のメールから始まった今回のご縁の広がり、実は会うべくして会えたという思いが私の中で大きく育ちつつあるのを強く実感しています。浄土真宗ってすばらしいですね。楽しいですね。この思いを一番身近な人から伝えていきましょう。